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【新しい文章力の教室】webライターを考えている方は必読です【要約】

どうも、sayranです。

今回の記事は書籍の紹介です。

webライティングの仕事を始めたけど。。。なかなか テストライティングがクリアできない、継続案件がもらえず単発で終わってしまう。 という方へ必読の書籍です。

【新しい文章力の教室】は最後まで読んでもらえる文章とはどのようなものなのか、読みやすい文章の作成手順から、細かい推敲ポイントなど充実の内容となっています。

ブログを書く方も読むべきだと思いますが、

  • webライターをこれからやりたい、
  • webライターの仕事をしているけど、更に文章を磨きたい

このような方にとって必読の書籍です。

webライターの仕事は1回目の案件は取れても、ある程度の文章レベルがないと継続の依頼がもらえません。自分の文章を磨く必要があります。

ある程度の文章のレベルにまで引き上げるためのノウハウについて書かれている本です。

【新しい文章力の教室】webライターを考えている方は必読です

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今回は、記事を書く前の準備について要約してみたいと思います。

記事を書き始める前に

  • 構造シートで文章のパーツを整理
  • 完読される文章を書くための準備

記事はリサーチ8割といいますが、ポイントは構造シートを使っての文章構成を作成する方法です。

書籍の後半になると、単語の係り受け、句読点の使い方、助詞や主語の使い方など国語の授業でならうような内容が多くなっています。

文章を推敲するにあたって大事なことが書かれていますので、読んでおきましょう。

webライターは記者として情報を集めて記事を書く、という内容が多いです。そんな時ににこの本が大いに役立つはずです。

良い文章は完読される文章

うまいラーメンは完食される、また良い文章も完読される。

完食できなかったラーメンの気になった点を挙げてみます。

  • 多すぎる
  • 麺がのびている
  • 味が濃すぎる、薄すぎる

だいたいこんな感じかと思います。これを完読できなかった文章に置き換えてみます。

  • 文章が長すぎる(ように見える)
  • 漢字が多すぎる
  • 言い回しが分かりにくい、読みにくい

このように置き換えられます。

webの文章はさらっと入ってこないと読んでもらえないし、途中での言い回しや余白の作り方、漢字の多さなども影響して離脱率が形成されます。

webライターの場合は、まず編集者の方にさらっと読んでもらえて、ストレスなく完読してもらえないとテストで終わりか、継続なし、という事になるでしょう。

記事の想定読者を考えてどんな内容の記事が完読されるのか、事前に考えておくことが大事です。

構造シートで文章の構成を考える

読みやすい文章の大前提として「何がいいたいのか」がすぐ分かることが挙げられます。

最後まで読んだけど結局何が言いたいのかわからない、これでは記事としての体をなしていません。

文章迷子にならないようにまずは構造シートで骨子をしっかり作って文章を書き始める。そして、主眼は主観なのか客観なのかを決めておきましょう。

構造シートを作成することで1時間で記事が完成したり、4時間かかってしまったりというバラツキがなくなります。

構造シート作成で行う事は

  1. 記事にしたい項目を抜粋して箇条書きにする
  2. 項目ごとにABCの3段階で優先順位をつける
  3. 記事の題名も考えておく
  4. 最後に順番に並べて完成

いたってシンプルです。

書きたいパーツをそろえる

例えば、前回書いた収納スツールの記事を例に挙げてみましょう。

参考のwebサイトから記事にしたい項目を箇条書きで抜粋します。優先順位も記載しています。

収納スツールの特徴

  • 3980円 折り畳み可 荷重200キロまで A
  • いい感じの座面と意外にいける収納 B
  • オットマンとしても使える B
  • 縦長スツール 座る 収納する 座った感じはいい A
  • サイドテーブルにも合わせやすい C

Aがこの記事で伝えたいこと、BやCはAをよりよく伝えるための補足事項です。この本では、webのメモ帳等ではなく、紙に書くことを推奨しています。

次に必要に応じて項目を並び替え、改めて新しい紙に書き出します。

実際記事にする時の項目はもう少しあったほうがいいと思いますが、構造シートとはこのような感じで、頭の中を整理しつつ伝えたい事を書きだす作業です。

マインドマップとかなり似ていますね。

ポイントは、書き直す時は新しい紙に書くこと。新しい紙に書いた方がよりイメージが広がるからです。

結論は最初に

ブログを書いている人には常識かもしれませんが「伝えたい事は最初に書く」これが大事です。

  1. 結論、問題提起
  2. 具体例
  3. 何故そのように結論付けられるのか

というような具合です。事実ベースの記事でも伝えたいことは一番最初がいいですね。

最初でつかめないと、その先読んでもらえないかもしれません。導入文からしっかりとつかんでいきましょう。

接続詞や副詞のつかい方

この本では、無用な接続詞を使わないようにと書いてあります。たしかに、接続詞が無くても通じる文章であれば、使わないほうがよりすっきりします。

手書きの文章だと起こりにくいと思いますが、キーボードで入力する文章作成だと手癖のようなものが出てしまいます。話し言葉のようになってしまう事もあります。

手癖の代表例として、「結構」「やはり」「そして」「また」「あるいは」等まだまだたくさんありますね。

個人ブログに多くみられるのは、けっこう、やはり、のような副詞を接続詞にようにつかっている記事です。

初稿での手癖は推敲の時点で訂正したほうがいいですね。

まずは読んでもらえる文章を

どんなにいい事が書いてあっても、読んでもらえないと意味がありません。

【新しい文章力の教室】の内容をピンポイントで要約してみました。

  • ストレスなくさらっと完読してもらえる文章を目指す
  • 文章を書く前に構造シートで構成を考える
  • 情報ソースから記事にしたい内容を抜粋し箇条書きにする
  • 優先度を項目ごとに割り振り、順番を整える
  • 接続詞や副詞の使い方にも注意

今回の記事は、文章を書きだす前の準備段階の作業になります。書籍の後半は、出来上がった初稿を推敲していく作業について書かれています。

粗削りの石を磨いていく作業です。編集者の方からの直しが多い方は後半部分も必読です。

ちなみに、最近webライティングの案件でチェックバックをもらったのですが、真っ赤になっていました。。。

僕の場合は、分かりやすく書こうとして回りくどい表現になっている事が多いです。あとは、余計な助詞が多いなど。

自分のクセで書く文章はすぐ書けますが、標準的な文章を書くのは難しいですね。

自分のクセで文章を書くにしても、基本的なライティング能力がないとノイズが多い文章となってしまい、さいごまで読んでもらえません。

webライティングの仕事を始めたけど、継続がもらえない、テストライティングがクリアできない、という方は文章を見直してみてはいかがでしょうか。

僕も継続案件がなかなか取れないので、自分の文章をもう少し見直してみたいと思います。

kindle版だとかなり安いので、まだ持っていない方はぜひどうぞ。

おわり