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【派遣社員】派遣社員雇用のメリットデメリット【採用されやすい人】

かずやです。

今日の記事は、企業側から見て派遣社員を採ることのメリット、デメリットについて記事にしてみたいと思います。

これが分かると、どのようにして面談に臨めばいいかわかる。

記事の内容は企業の人が派遣採用にあたって話していた事なので、一般論としての信頼性はあると思います。

これから派遣社員としての働き方を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

企業は派遣社員を採る時にどのような人材を求めているのか。色々な視点から考えてみたいと思います。

それでは、記事をどうぞ。

企業側から見た派遣社員雇用のメリットデメリット

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結論からお伝えすると

メリット

  • 人を集めやすい
  • 解雇しやすい
  • 福利厚生費がいらない
  • 場合によっては特殊能力を持つ人を採れる

デメリット

  • 面接をしないので経歴や人柄が把握しにくい
  • 限られた範囲の仕事しかさせられない
  • トラブルの元になる可能性

このような点が挙げられる。

この点を踏まえた上で、どのような人が採用されやすいか、ここを考えてみます。

それでは、順番に説明します。

企業側のメリット

まずメリットから解説していきます。カンタンに言うと、人を集める手間が省けるっていう事がメリットとして大きい。

その次は、企業の都合でカンタンに解雇できるってところかな。

人を集めるのが時に便利

よくあるのがコールセンターの立ち上げ。最初から30人くらい人を集めたい時は派遣を使うのが一番早い。

何社かにオファーをだせば、どこの会社も一生懸命人を送り込んでくる。

自社で募集を出して雇用するのと比べたら手間が雲泥の差。圧倒的に派遣を使ったほうが話が早い。

クビにしやすい

その次がこれ。都合のいい時にクビにできる。

人を集めやすい上に、こちら側の都合でクビにできるんだからかなり企業寄りの仕組みといえる。

契約期間は大体3か月区切りで、要望を出せば1か月にすることもできる。今のところ違法ではない。

最初から期間限定ならまだいいけど、長期前提で実は短期ということもありえる。

福利厚生費がいらない

いわゆる社会保険関連。これを払う必要がない。

交通費は同一賃金のスタートで払っているのか、派遣会社が単価を上げているのかわからない。

いずれにしろ、余計な経費がいらない。

即戦力がすぐ採れる

これは、例外的ではあるけどプログラマーや英語を話せる人など。

他にも専門的な技術を持っている人を簡単に採れる。

派遣を使う時は単純作業や、穴埋め的なポジションが多いのでこれは例外かな。

禁止のはずの面接が横行

企業寄りの仕組みである事が明確だが、さらに企業に有利な点がある。

法律で面接は禁止なんだけど、当たり前に面接を行っている。

採用準備の手間がない、人を集めやすい、クビにしやすい、その上で面接をして人を選んでいるというのが実情。

企業側のデメリット

メリットがたくさんあるようだけど、一応デメリットもある。

ズバリ、採る人の人柄が分かりにくい。本格的な面接のような深掘りができないから人間性の選定が難しいという点。

これは甘く見ていると、現場が崩壊する。

本格的な面接がない

普通は書類選考から、一次面接、二次面接と進む段階で人の選定を進めていく。

最終的には人柄がいい、素直な人を採用することができる。責任感もある。

一方派遣社員採用については、そのような過程がない。一回の印象で採用しなければいけない。

人を集めやすい反面、これは大きなデメリットという事ができる。

限られた範囲の指示しかできない

基本的に、雇用契約書に書いてあること以外の事をさせられない。

これを依頼するとトラブルの元になる。頼んだ瞬間にあからさまに契約違反という人がいる。

これが、自社雇用の契約社員や正社員なら問題ないが、派遣社員はそうもいかない。扱いにくさがデメリットの一つといえる。

勤怠が悪い場合がある

面接がない事に関連している内容だけど、勤怠がものすごく悪い人がけっこういる。

毎週風邪ひいてるタイプの人。

これも人を集めやすいメリットの裏側のデメリットという事ができる。だけど、企業側もそこは考えて多めに採るんだよな。

単に怠け者で勤怠が悪いだけならまだいい。

人間関係で組織が崩壊して勤怠が悪くなると最悪だ。

人間関係の問題が発生する可能性

結局、これも面接がない事に起因している。

センシティブで尖った人が多いので、簡単に人間関係が悪化する。企業側はカンタンに人を採る代わりに管理をしっかりする必要がある。

現場単位で人間関係が悪化すると、最悪半分近くの人がやめたり、勤怠が安定しなくなるケースがある。

企業側はカンタンに採る代わりに、このデメリットを受け入れないといけないんだけど実情はしっかり管理しているとは言えない。

企業から求められる人物は?

これはカンタン。企業としては手軽に雇えて業務の穴を埋めてくれればいいわけだ。

  • 人間性がよさそう
  • 穏やかな感じ
  • しっかりしてそう

これです。要は組織の中で尖ってほしくないわけなんだよな。そこまで、大事な仕事を任せるわけでもないし。

揉めて欲しくない

すぐに辞めないでほしい、勤怠を守ってほしい

いう事を素直に聞いてくれる

正直、企業側は都合がいいなぁと覆うけど、これが企業が派遣社員に求める物といっても過言ではない。

合理的に人を採用してできればうまく使いたい

これが企業側の考えです。よければ自社雇用したいという考えもある。

現状は人の集めやすさのメリットが優先されて、現場対応等のデメリットの対応がおろそかになっている場合のほうが多い。

辞めたらまた採ればいいという考えがあるんだろうとおもう。

でも、最近ではだんだん人が集まらなくなってきているので、はじめの面談の段階である程度見たいという企業が増えている気がする。まともな人を採りたいって事ですね。

  • カンタンに辞めない
  • 勤怠がしっかりしていて
  • 穏やかで素直な人を採りたい

社会の仕組みなのかしれませんが、企業は都合がいいですね。

デメリットの対応をする事で人間の流出は止められる気がするんだが、どうなんだろう。

これから派遣の仕事を探している方で、職場見学という名の面接がある方はこの3点を抑えておくといいですよ。

ここを抑えておくと、職場見学に行ったけどダメだったという確率はかなり減るはずです。

おわり